この記事の内容は少年野球の審判経験者に確認いただいています。ただし所属の連盟・大会のルールが優先されます。迷ったときは連盟の審判マニュアルを確認してください。
球審は、塁審とは仕事の種類が違います。塁審の判定は1試合15〜25回ですが、球審は投球だけで150〜250回あります。
そのため覚えるのは「立ち位置」ではなく、「構える位置」と「ストライクゾーン」の2つです。
構える位置:打者と捕手のあいだに、頭を入れます
- 捕手の内角側の肩越しに頭を入れる(スロット)
- 頭の高さは捕手の頭のすぐ上
- 投球が来ても頭を動かさない。目だけで追う
- 打者が代わったら、入る側も代わる
打者と捕手のあいだの空間を「スロット」といいます。ここに頭を入れると、投球がベースの上を通るところが正面から見えます。
**捕手の真後ろで高く構えると、捕手の体で低めが隠れます。**右打者と左打者では、入る側の左右が入れ替わります。
ストライクゾーン:打者の体で決まります
- 上:肩の上部とズボンの上部の中間
- 下:ひざ頭の下
- 左右:本塁の幅
- 打者が構えた姿勢で決まる。打者が代われば変わる
ストライクゾーンは本塁の上の空間です。上下は打者の体で決まるので、打者ごとに変わります。左右は本塁の幅で、これは変わりません。
判定は「通過した位置」で決まる
| 見るもの | 基準 |
|---|---|
| 上 | 肩の上部とズボンの上部の中間 |
| 下 | ひざ頭の下 |
| 左右 | 本塁の幅 |
| いつの位置か | ボールが本塁上の空間を通過したとき |
覚えておくことが4つあります。
- **捕手が捕った位置では決まりません。**捕ってからミットを動かされても変わりません
- ストライクは声とジェスチャー、ボールは声だけ
- 捕球を見てから、一呼吸置いて声を出す
- カウントが分からなくなったら、タイムをかけて確認する
出典について
ストライクゾーンの上下左右は公認野球規則の定義に沿わせています。構える位置(スロット)とコールの出し方は、一般的な指導内容をまとめたものです。所属の連盟・大会に審判マニュアルがある場合は、そちらが優先されます。
関連記事
- 少年野球の審判が守る8つの原則 — 塁審にも共通する判定の考え方
- 審判のコールとジェスチャー、形は使い回せる — ストライク・ボールの出し方
- 少年野球の審判、試合前にやることと持ち物 — 球審を引き受けたときの準備