この記事の内容は少年野球の審判経験者に確認いただいています。ただし所属の連盟・大会のルールが優先されます。迷ったときは球審に確認してください。人数の想定は4人制(球審+塁審3人)です。

初めて審判を頼まれた人がいちばん困るのは、誤審ではありません。みんなが動いているのに、自分だけ何をすればいいか分からないことです。これは100%起きます。

判定のしかたより先に、その日の段取りを順番で押さえておくほうが楽になります。

家を出る前:持ち物と服装

  • 動きやすい服と運動靴。チームから服装の指定があればそれに従う
  • 帽子。日差しよけと、審判だと分かってもらうため
  • 飲み物。グラウンドに日陰がないことが多い
  • アウトカウントは自分でも数える。カウンター(インジケーター)を渡されたら使う

グラウンドに着いたら:まず確認すること

  • 自分が何塁の塁審かを確認する
  • 球審が誰か、他の塁審が誰かを確認する
  • 担当が決まったら、その塁の基本位置を確認する

試合前の打ち合わせで:球審に聞いておくこと

ここで聞けば1分で済むことが、試合中だと試合を止めることになります。分からないことは全部この場で聞きます。

  • 審判は何人か。担当の分け方
  • グラウンドルール。打球がフェンス・ベンチ・観客席へ行ったときの扱い
  • 大会の特別ルール。時間制限、コールドの条件など
  • 自分が初めてであることを伝えておく。困ったときに助けてもらいやすい

最後のひとつが、いちばん効きます。

守備位置につくとき:毎回やること(塁審)

  • 走者の状況を見て、自分の立ち位置を決める(走者が出たら位置が変わる)
  • アウトカウントを確認する
  • 移動はプレーの邪魔にならないよう、ファウルゾーン側を通る

球審を引き受けたら

球審は判定の数がまったく違います(投球だけで150〜250球)。加えて、試合を進めるのはあなたです。手順は連盟・大会で変わるので、当日その場で確認してください。

  • マスク・プロテクターなどの防具を確認する。借りるなら早めに
  • メンバー表を受け取り、両チームぶんを交換する(手順は大会で変わる)
  • 試合開始は、あなたの「プレイ!」から始まる
  • 使うボールを預かり、数を確認しておく
  • カウントは自分で管理する。分からなくなったらタイムをかけて確認する

試合中に困ったら:慌てないための3つ

  • 見えなかったら、タイムをかけて他の審判に確認する。当てずっぽうで言わない
  • 判定について話しかけられたら、自分で言い合わずに球審へつなぐ
  • 間違えても引きずらない。次のプレーを見ることに戻る

試合前30秒チェック

守る塁が決まったら、この3つだけ確認すれば足ります。

  1. 立ち位置(自分の担当する塁のもの)
  2. 見てから、ワンテンポ置いてコールする
  3. 迷ったらタイムをかけて球審に聞く

選んだ基準は「今日その場で実行できるか」です。経験がなくても、この3つは今日できます。

担当する塁ごとの立ち位置は下の表のとおりです。

担当する塁ごとに、1球ごとに使うこと
担当確認すること
一塁塁審ラインの外側に、ライン側の足をラインに沿って置いて立つ
一塁塁審走者なしは打者に正対。走者が出たら投手に正対して構える
一塁塁審走者一塁は一塁へ近づく(ベースから2〜3m)。牽制を見る
二塁塁審なし・三塁だけ=外、それ以外=中
二塁塁審外なら二塁から約7m、中なら約2m
三塁塁審三塁は大半がタッチプレー。フォースは満塁と一・二塁だけ
球審スロットに頭を入れ、投球が来ても頭を止める
球審ストライクは声+ジェスチャー、ボールは声だけ

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